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梅雨時期のお弁当の食中毒に要注意

梅雨時期のお弁当作りで気を付けたいのが、食中毒です。

梅雨時期の5月6月は、気温や湿度が高くなり食中毒の原因となる細菌が増殖しやすくなります。

調理師として、主夫として、お弁当を作ってきた経験から、皆様に少しでもお役にお役に立てるような情報をお伝えできればと思います。

 

 

 

食中毒とは何か

食中毒とは、ウイルスや細菌、有毒、有害な物質を含むものを食べて起こる胃腸炎・神経障害などの中毒症のことです。

主に急性の胃腸障害(嘔吐、腹痛、下痢などの症状)を引き起こします。

 

 

食中毒の分類

食中毒は、その原因となった物質によって分類されます。

細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、寄生虫食中毒、科学性食中毒、自然毒食中です。

細菌性食中毒は、感染型と、毒素型に分けられ、自然毒食中毒は、動物性と植物性に分けられます。

主な原因物質は

細菌性食中毒

ウイルス性食中毒

寄生虫食中毒

科学性食中毒

自然毒食中毒

  • 動物性・・・ふぐ毒、貝毒など
  • 植物性・・・毒キノコ、ジャガイモの芽など

 

 

お弁当作りで気を付けたい食中毒

お弁当作りで、特に気を付けたい食中毒は、細菌性食中毒とウイルス性食中毒です。

これらの原因は、お弁当を作る作業や、調理器具の洗浄の不備などで、原因物質を付着させたり、増殖させたりすることがあるからです。

細菌性食中毒では

  • サルモネラ菌・・・十分に加熱していない卵、肉、魚が原因に
  • カンピロバクター・・・十分に加熱されてない肉(特に鶏肉)や生野菜などが原因に
  • 病原性大腸菌・・・十分に加熱されていない肉や生野菜などが原因に
  • 黄色ブドウ球菌・・・人の皮膚、鼻や口の中にいる菌で、傷などを触った手で食品を触ると菌が付着することが原因に

ウイルス性食中毒

 

このように、食品を十分加熱しなかったり、手や調理器具をしっかり洗わないことにより菌を付着、増殖させる原因になります。

 

お弁当作りで気を付けたいポイント

お弁当作りで、気を付けたい3つのポイントをしょうかいします。

  • つけない
  • やっつける
  • ふやさない

まず、つけないから

お弁当を作る前にまず手を洗いましょう。

調理前、生肉、生魚、卵触った時、こまめにきちんと洗いましょう。

手に傷やケガがある時や、手荒れのひどいときは、調理用の手袋を使いましょう。

お弁当箱・調理器具

お弁当箱、調理器具はよく洗浄し、きちんと乾燥させたものを使用しましょう。

熱湯消毒(やけどに注意)や、アルコール消毒などもオススメ

食材

野菜や果実、魚介類は、流水でよく洗います。

 

 

次に、やっつける

調理する際は、しっかりと加熱しましょう

おかずは、中心部までしっかりと加熱しましょう

卵焼きやゆで卵も半熟ではなくしっかりと加熱しましょう

 

 

 

最後は、ふやさない

菌を増やさないためには、水分には気を付けましょう

おかずの水気をよく切ったり、水気の多いものは、カップなどを使ってほかの食材に水分が移らないようにしましょう

ご飯や加熱したおかずは、しっかりと冷ましてからお弁当箱に詰めましょう

保冷バックや、保冷剤を使って持ち運びましょう

冷蔵庫や涼しいところに置きましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

気温や湿度の高い梅雨時期は細菌による食中毒が多くなってくる。

お弁当作りで、気を付ける3つのポイントつけないやっつけるふやさないを守る

これらのことを、守りながら安全でおいしいお弁当作りを頑張っいただきたいと思います。